【解決事例】DV夫からシェルターへ避難し、最終的に慰謝料を回収した事例
○相談内容
3児のお子さんがいらっしゃる奥様がご主人から日々、暴力などのドメスティックバイオレンスを受け、ある日、警察が自宅に臨場する騒ぎとなり、警察に相談した結果、札幌のシェルターへ避難することになり、離婚等について当事務所へ相談へこられました。
その後、代理人として、家庭裁判所に離婚調停と別居後の生活費として婚姻費用分担調停を申し立てしました。
ご主人は、自営業者ということもあり、多数の財産や負債があったため、調停では主に財産の開示、DVについての主張を行いましたが、ご主人側は弁護士をつけて、DVがなかったことや財産について一部の開示しかしてきませんでした。
○解決内容
なかなか財産を開示してこなかったこともあり、また、シェルター避難事案のため、着の身着のまま別居に至ったため、生活の安定のために、先に婚姻費用のみ早期に決着をつけ、その後ゆっくり財産分与や慰謝料の問題にとりかかりました。
婚姻費用の分担額は、一般より多く合意でき、また、今後慰謝料等について一切支払いがない主張を繰り返すのであれば、離婚訴訟に移行する旨の通告をすることによって、最終的にご主人側はこちらの主張を認め、調停の合意に至りました。