【解決事例】 離婚交渉をまとめ成立させつつ、慰謝料請求を排斥した事例
○相談内容
ご相談者様は不貞行為を働いてしまい,配偶者が自宅を出て行って別居した後,配偶者が代理人弁護士に依頼し,離婚の請求,慰謝料の請求,財産分与の請求,婚姻費用等を行いました。
ご相談者様には支払う資力がなく,自分一人の力では,解決困難であると思い,ご相談の上,依頼をお受けしました。
○解決内容
当方が依頼を受けたあと,任意交渉での話し合いが難しかったため,離婚調停に進みました。
離婚調停において主に問題となったのは,慰謝料の支払いと自宅の取り扱いが問題となりました。
特に住宅ローンがオーバーローンであったため,売却によって換価することが困難であり,どちらかが居住したまま住宅ローンの支払いを継続する必要がありました。
双方,自宅について調整した上,相手の配偶者が住宅ローンの借り換え手続きを行い自宅に居住することになりました。
他方,自宅を取得することになる相手の配偶者において,慰謝料は請求しないことで合意が成立し,最終的に調停内で離婚が成立しました。
結果 離婚の成立,慰謝料の排斥