弁護士目線で語る札幌の離婚事情=不動産(自宅)の問題

札幌で離婚に強い弁護士として活動してる中で、数々の離婚案件を扱ってきました。札幌やその近郊の離婚案件によくある傾向や特徴について今回は記事にしたいと思います。

財産分与時の傾向

離婚時には、慰謝料や子どもの養育費など、お金に関することで争いの生じることが比較的多いのですが、「財産分与」に関する争いもお金に関する争いの代表格となります。札幌で弁護士として活動してる肌感として、北海道は地域特性上、土地が多いからでしょうか、所有している不動産を財産分与を巡って、争いになるケースが札幌やその他の道内地域では多いように思います。

ちなみに財産分与とは、婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産を、離婚の際に原則半分に分けて分配することをいいます。

離婚時の自宅

財産分与によって自宅をどう扱うのかについて争うケースは非常に多いです。こちらは札幌に限らず全国どこでも自宅を所有していれば問題になります。離婚が成立した後の生活拠点として、自宅の取り扱いをどうするかは重大な関心ごとになることが多く、争いの火種になりやすいと思います。

自宅の名義人と財産分与

財産分与の際によくご質問されるのが、「自宅の名義は夫(妻)なのですがこれも分配されるのでしょうか?」というご質問です。
ご自宅が結婚後に、ローンを組んで取得されたものである場合、名義が誰になってるかに関わらず財産分与の対象になることがほとんどです。

ご自宅を財産分与する際には、どちらかが住み続けるのか、それとも売却するのか、どちらかが自宅にそのまま住まわれる場合にローンの支払いは誰がするのか、不動産の名義は変更するのか、ローンの名義又は連帯保証人(連帯債務者)をどうするのかなどの問題が発生することがあります。

当事務所は、長年司法書士として、不動産関連の問題を取り扱ってきたこともあり、多くの実績があります。不動産の問題が関係する離婚問題については、お気軽にやなだ総合法律事務所にご相談ください。
離婚後の生活に大切な今後の住まいについてもご一緒に考えていきましょう。