札幌でも増加中!?コロナ離婚の前に知っておくべき養育費について(その1)
コロナ離婚が急増する可能性
2020年2月以降、日本の中でもコロナウイルスの影響が強まり、東京をはじめとした大都市圏では緊急事態宣言が出され、外出自粛がおこなわれました。外出自粛するということは、一日の大半を家の中で家族だけで過ごすということ。家の中にずっといると、自分以外の家族の行動が気になってくるもの。
夫婦同士の細かい諍いから、全国的に離婚が急増することが懸念されており、ここ札幌でも同様の相談が増えつつあります。
後回しにされがちながら、大切な養育費問題
いざ離婚、となると様々な考え事や手続きが発生してきます。そんな中、養育費については離婚を先行させて後回しにされる方もいらっしゃいます。
夫婦間の関係悪化から離婚問題が起こるからか、適切な手続きを経ずに口約束などで合意してしまい、養育費の支払いが滞ってしまうことも多いです。
離婚後にはなかなかに忙しい生活が待っており、その際養育費は大きな助けになります。
スムーズに離婚後の生活を迎えるためにも、今回は養育費についてお伝えていきたいと思います。
養育費は親のためのではなく、こどものためのルール
養育費の法的根拠は、民法766条1項に記載されている「その他子の監護に必要な事項」に定められています。離婚後こどもと同居しない親から、こどもを育てる親に向けて支払われるお金で、具体的な金額は双方の収入をベースに算定されます。
親同士でお金の行き来があるとはいえ、このお金はこどもが健やかに成長するために必要な費用とされています。そのため、養育費については、親同士のエゴではなく、こどものためにも、きちんと話し合って解決していきたい問題です。
札幌で離婚問題を専門に扱ってきている当弁護士事務所では、離婚後の生活のことや養育費についての相談も多数扱ってきております。コロナだけでも生活に様々な影響を与えているので、離婚やその後の養育費でお悩みの方は、当弁護士事務所へお気軽にご相談ください。