離婚に伴う慰謝料は、精神的苦痛に対する賠償であり、客観的に算定することは困難であるため、画一的な基準や明確な基準はありません。
そのため、妥当な慰謝料の金額とは、それぞれ個々の事情によって変わっていきます。
具体的には、離婚原因がなんだったのか、相手方の帰責性の程度、精神的苦痛や肉体的苦痛の程度、婚姻期間の長さや年齢、子の有無、相手方の資力・資産・地位などを総合的に考慮して慰謝料が算定されます。

一応の目安を述べるとすると、一般的には、100万～300万円程度が慰謝料の相場とされていわれています。逆に1000万円を超えるような慰謝料が認められたケースはほとんどありません。

また、慰謝料とは別に財産分与に関する事情も考慮して検討するほかありません。
慰謝料の相場というものは、調べて分かるものではなく、弁護士や裁判官など、多数の案件を行ってきた経験から導き出されるものですので、実際の詳しい金額は、事情を弁護士に話してみないとわからないのが実情です。
慰謝料について詳しく知りたい方は、一度相談に来られることをお勧め致します。

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