離婚に強い弁護士=女性を守る弁護士!?
「男性の離婚に強い弁護士」は「女性の離婚にも強い」
引き続き離婚に強い弁護士についてです。
前回のコラムで当事務所が札幌で「男性の離婚問題に強い」との評価をいただいてるというお話をしました。
では、「男性の離婚に強い弁護士」ということは、「女性の離婚」にはあまり強くないのでしょうか?
結論から言えば、「NO」です。
決して、「女性の離婚」に強くないわけではありません。
むしろ「男性の離婚問題に精通」しているということは、
男性側からの攻撃方法(主張)を熟知しているので、
それらの攻撃を先回りして防ぐことのでき、対策がとれる
女性を守る弁護士と言えます。
中国は春秋時代の孫氏の兵法書には、
「彼れを知りて己れを知れば百戦して殆うからず 」=「敵情を知って身方の事情も知っていれば百たび戦っても危険がない」
という有名な言葉があります。
※蛇足ですが、「孫子」は好きな本の一つです。
法廷を戦場に例えるのは大げさに聞こえるかもしれませんが、争いの場において有利な結果を導くためには、相手の手の内を知ることは非常に大切なことです。
ここ札幌で男性の離婚問題に多く向き合ってきた経験・実績は、女性の離婚問題を解決・サポートすることに大いに役立ちます。
女性を相手の攻撃から守る大切さ
民事訴訟上、訴えを出した原告の主張を「攻撃方法」、訴えられた被告の反論などを「防御方法」と言います。訴訟上の様々な主張をまとめて「攻撃防御方法」といいます。なんだか物々しい雰囲気ですが、れっきとした法律用語です。
実際の訴訟に至らなくても、離婚などの問題が起こってる場合には、お互いにお互いを非難したり、責め合ったりすることが多々あります。悲しいことではありますが離婚問題が複雑化している場合には、まさに普段では考えられないような多くの攻撃がふりかかってきます。
特に女性は弱い立場に陥りやすいので、それらの攻撃から守る必要があります。
弁護士の役割として、
依頼人の求める解決・最大の利益に向けて行動するということがありますが、
もうひとつ大事なことが「依頼人を相手の攻撃から守る」ことがあります。
弁護士が依頼を受任すると、以後、代理人として相手方からの攻撃(主張)を弁護士が代わりに盾となって受け(直接話すのは原則弁護士になります。)、皆様を守ることができます。
女性の離婚問題の場合、「相手からの責めや非難」をまずなんとかする必要があります。「離婚」というだけでも大変なのに、さらに相手からの様々なつらい攻撃や非難があって、しかもそれを直接受けるとなるとなかなか精神的にも持ちません。
つらい状況に立たされている場合には、まずは弁護士を盾としてご利用いただくのもひとつの手だと思います。
その中で、じっくりと今後のことを相談することも可能です。当事務所に最初に来所される方には、ご自分がどうされたいのかもわからないという方もいらっしゃいます。
今後のことは一緒に考え、まずは「つらい」状況をなんとか変え、より良い「これから」を創り上げることに当事務所は全力でサポートいたします。