【解決事例】離婚を拒否し、親権を譲らないモラハラ夫と離婚が成立した事例

○相談内容

結婚後、ずっと夫のモラハラに耐えていましたが、ついに耐えかねて、離婚するための方法を相談したいと当事務所へ相談へこられました。夫からの軽い暴力もあったため、相談後、相談者様が子供を連れてそのまま家を出て、シェルターに入居し、別居に至りました。

その後、相談者様の代理人として、夫に対して、婚姻費用の請求と離婚協議について受任通知を送付しましたが、夫から連絡があり、離婚を頑なに拒否し、調停に移行しました。

○解決内容

夫は、離婚も拒否し、しかも仮に、離婚するとしても子供の親権は渡さないと明言していたところ、調停の期日外で、夫と数回の面談・電話を通じ、妻の直筆の手紙を渡すなどして、妻の離婚意思が固いことを伝えました。

徐々に夫も離婚はやむを得ないと考え始めるようになり、離婚の交渉は次のステージに移り、家庭裁判所の調査官調査を得て、最終的には親権をあきらめる代わりに、子どもとの面会交流を多く望む夫と、一定の頻度で面会を希望する相談者様との間で、面会交流の頻度・場所・方法などの交渉に移りました。
最終的には、慰謝料及び婚姻費用として夫から30万円の支払いを受け、子供が小学校に入学するまでの期間について、月1回の程度の面会交流を行うこととし、面会交流の場所・方法も定め、その他養育費等の条件も合意して協議離婚成立。

結果 離婚が成立+慰謝料及び婚姻費用として30万円+養育費+面会交流についての合意